はじめに:サムネイルづくりから始まった「問い直し」
記事が少しずつ増えていく中で、ふと「一覧で見たときの印象」に目が留まりました。ひとつひとつ大切に書いてきた記事たちが、バラバラな印象で並んでいるのが少し惜しいように感じたのです。
それぞれの記事のテーマやトーンが視覚的にも伝わるようにしたい。その思いから、記事ごとのサムネイルを整えることにしました。
単に見た目を揃えるだけでなく、ブログ全体の雰囲気を言語化し直すきっかけにもなった――そんな過程について、今回はまとめてみます。
目指したのは「安心感と芯のある静けさ」

ブログの世界観を言語化しておくと、視覚に落とし込みやすくなります
「まぎわ研究室」という名前には、「言葉になりそうな、小さなゆらぎを研究する」というテーマを込めています。自己分析や心のあり方を扱う場として、安心感と静けさ、でも芯のある雰囲気を目指しました。
最初は“森の中の魔女の小屋”のようなイメージも浮かびましたが、それでは少し物語的すぎる気がして、方向性を調整。現在は、「花」をモチーフとした、繊細で淡い世界観を意識しています。
花には「育つ」「咲く」「ひらく」といったニュアンスがあり、気づきや成長のメタファーとしても自然に馴染みます。具体的な植物名にはこだわらず、抽象化された花模様を万華鏡のような線画で表現することで、思索的な空気を保ちつつ個性を出すようにしました。
カテゴリごとに色を分けながらも、背景全体に淡いグラデーションをかけて統一感を持たせる――その方針が、いまの雰囲気を作っています。
サムネイルに取り入れた6つのデザインルール

デザイン方針は文章化しておくとテンプレ化しやすくなります
今回、以下のようなルールを設けました:
- 背景は白+淡いグラデーション(カテゴリによって色を変える)
- 左上にカテゴリ名の帯(ラベルのような視認性)
- 余白は大きめに(読みやすさと軽やかさを意識)
- 花モチーフは輪郭線のみ(主張しすぎず、静かに添える)
- フォントはやや落ち着いた書体(本文とトーンを揃える)
- 左利きの線画を入れる(「自分らしさ」を密かに込める)
なかでも最後のポイント、「左手でペンを持つ線画」は、見る人には気づかれないかもしれませんが、自分にしかわからない小さなこだわりです。自分の左利きという個性を、さりげなくサムネイルに残したいという気持ちから取り入れました。
迷いながら調整したデザインの手ざわり

思い通りにいかなかった試行錯誤も、言語化すると価値になる
「花を使いたいけど、かわいすぎるのは違う」――最初にぶつかったのは、そんな印象のズレでした。繊細さを保つために、線画のみで表現することに。
また、色が似すぎるとカテゴリの区別がつきにくいため、彩度や明度を微調整して差をつけました。背景のグラデーションも、花びらを重ねたような色合いを意識。ピンクやブルー、イエローなどを混ぜつつ、全体としては落ち着きのあるトーンにしています。
さらに、線画として入れている幾何学模様は、「万華鏡」をイメージした花の抽象パターン。これは「整える」「思考する」といったイメージとつなげたかった部分です。
テンプレートとしてルールを定めたことで、今後記事が増えても世界観がぶれにくくなる点も、大きな安心材料になりました。
まとめ:世界観を「視覚で伝える」ための対話
サムネイルづくりは、見た目の話にとどまらず、「このサイトはどんな空気で読者と出会いたいか?」という対話そのものだったように思います。
自分らしさとは何か。それをどうやって形にするのか。その問いを小さな選択の積み重ねで考えていく。そうした時間そのものが、ブログにとっての「軸づくり」になった気がします。
これから記事が増えていく中でも、この静かな世界観が少しずつ育っていくのが、今からとても楽しみです。

