はじめに
Gitはバージョン管理システムの中でも特に人気があり、多くの開発現場で使われています。しかし、Windows環境でGitをセットアップする際に、「どこからダウンロードすればいいの?」「SSHキーって何?どうやって設定するの?」といった疑問を持つ人も多いのではないでしょうか?
本記事では、WindowsでGitを正しく設定する方法 をわかりやすく解説します。以下の内容を順番に説明していくので、この記事を読みながら設定を進めれば、スムーズにGitを使い始めることができます。
この記事でできるようになること
- Gitのインストール方法がわかる
- SSHキーの作成・設定ができる
- 環境変数やPATHの設定を理解できる
- Windowsでのターミナルの選び方がわかる
- 正しく設定できているか確認できる
Windows環境でGitをしっかり使えるようにするために、順番に進めていきましょう。
Gitのインストール(Windows編)
WindowsでGitを使うには、まずGitをインストールする必要があります。以下の手順で、公式サイトからGitをダウンロードし、適切な設定を行いましょう。
1. Gitのダウンロード
まず、公式サイトからGit for Windowsをダウンロードします。
- 上記のリンクを開き、「Download」ボタンをクリックして最新バージョンをダウンロード。
- ダウンロードが完了したら、インストーラー(
.exeファイル)を実行。
2. Gitのインストール
インストーラーを実行すると、いくつかのオプションが表示されます。基本的にはデフォルト設定で問題ありませんが、以下のポイントを確認しておくと便利です。
- エディターの選択
- デフォルトでは「Vim」になっていますが、VS Codeなど普段使い慣れたエディターを選択するのがおすすめです。
- 環境変数(PATH)の設定
- 「Git from the command line and also from 3rd-party software」を選択すると、どのターミナルからもGitを使えるようになります。(おすすめ)
- HTTPSとSSHの選択
- HTTPSかSSHでリポジトリに接続できます。SSHを使う予定がある場合は、後でSSHキーを設定しましょう。(次のセクションで解説)
- 改行コードの設定(Windows/Linux互換)
- 「Checkout Windows-style, commit Unix-style line endings(推奨)」を選択すると、異なるOS間での改行コードの違いを自動調整できます。
3. インストール完了 & 動作確認
インストールが完了したら、Gitが正しくインストールされているか確認しましょう。
- Windowsキー + R を押して「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを開く
- 以下のコマンドを入力:
git --version - 例えば
git version 2.x.xのようにバージョン情報が表示されればOK。
SSHキーの設定(GitHub/GitLab連携)
1. SSHキーとは?
SSH(Secure Shell)は、安全な通信を行うためのプロトコルです。GitHubやGitLabにSSHキーを登録しておくと、毎回パスワードを入力しなくても認証できるようになります。
SSHキーには、以下の2つのファイルが作成されます。
- 公開鍵(
id_rsa.pub) → GitHub/GitLabに登録する - 秘密鍵(
id_rsa) → 自分のPCに保存し、外部に漏らさない
2. SSHキーの作成
- Git Bashを開く(Windowsスタートメニューで「Git Bash」と検索)
- 以下のコマンドを入力:
ssh-keygen -t rsa -b 4096 -C "your-email@example.com" - キーの保存場所を選択(デフォルトのままでOK)
- パスフレーズを設定(空のままでもOK)
- 成功すると、以下のようなメッセージが表示される:
Your identification has been saved in /c/Users/yourname/.ssh/id_rsa. Your public key has been saved in /c/Users/yourname/.ssh/id_rsa.pub.
3. SSHキーの登録(GitHubの場合)
- 公開鍵をコピーする
cat ~/.ssh/id_rsa.pub - GitHubにログインし、SSHキーの設定ページ にアクセス
- 「New SSH key」をクリックし、公開鍵を登録
4. SSH接続のテスト
ssh -T git@github.com
環境変数とPATHの設定
Gitのコマンドが認識されない場合、PATHを設定する必要があります。
- Windowsキー + R を押して「sysdm.cpl」と入力し、Enter
- 「システムのプロパティ」→「環境変数」
- Pathを選択し、「編集」→「新規」
- 以下を追加
C:\Program Files\Git\bin C:\Program Files\Git\cmd
ターミナルの選び方と使い方
| ターミナル | 特徴 |
|---|---|
| Git Bash | Git公式環境 |
| コマンドプロンプト(cmd) | シンプルで軽量 |
| PowerShell | 高機能 |
| Windows Terminal | カスタマイズ性が高い |
動作確認とトラブルシューティング
1. Gitの動作確認
git --version
ssh -T git@github.com
2. よくあるエラー
| エラー | 対策 |
|---|---|
git が認識されない | PATHを再設定 |
Permission denied (publickey). | ssh-add ~/.ssh/id_rsa を実行 |
以上が、WindowsでのGitの設定方法です。スムーズにセットアップを進めて、快適なGit環境を整えましょう。

